ゼミの魅力がぎっしり詰まったライフスタイル・マガジン『ゼミのすすめ。〜 Life with Seminar 〜』をつくる、 武蔵大学 人文学部 日本・東アジア比較文化学科の新プロジェクト、現在進行中!
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留学希望の皆さんへ
2007年08月29日 (水) | 編集 |
日東・近代文学の大野です。
 今回の投稿の目的は、韓国への交換留学関わる新情報のお知らせと、私自身のこの欄への投稿の練習(?)を兼ねたものです。ちょっとゼミの話とは距離があるかも知れません。お許し願います。
 韓国での交換留学先は、皆さん知っての通り高麗大学です。ここ数年、毎年4、5人の留学生が武蔵で学んでいますから、仲良くなった人も多いでしょう。その割りにこちらから行く人数が少ないのが残念でしたが、その高麗大学から良い知らせがありました。
 この度高麗大学校青山中山裕之奨学会というものが作られ、奨学生を募集する、というのです。対象は日本人および在日韓国人で韓国に関心がある、あるいは韓国に関する研究を志す優秀な学生、支給の内訳は多様なので、以下に原典(?)を丸写しします。なお至急期間は毎年3月1日から翌年2月28日です。
 ・往復航空旅費(エコノミークラス)1回
 ・高麗大学校寄宿費全額
 ・滞在費(毎月50万ウォン)
 ・授業料(相互交換学生の締結条項に準ずる)
 ・韓国語教育プログラムなどの参加費
 ・医療費控除(200万ウォンまで医療保険で保障)
 この奨学金の募集より、武蔵大学の交換学生の募集の方がはやい(9月下旬)ので、皆さんはまずこちらに応募、首尾よく交換学生になったら、奨学金の方へ応募することになります。
もともと交換学生にはいろいろ有利な制度があるのですが、この奨学金が加わることで、いっそう芽ぐまれたものになります。詳しくは国際センターに問い合わせてください。あるいは高麗大学のホームページを見てください。 http://www.korea.ac.kr/ 大野の研究室(教授研究棟、0911号室)にも募集ポスターが貼ってあります。
 ちなみに中山裕之氏というのは在日韓国人の実業家で京都ANAホテル会長、青山というのは氏の号と言うことです。
 以上です。今回練習して要領がわかったので、また投稿の機会を作ろうと思います。
 20070829 大野@中野
オープンゼミ迫る!!
2007年06月05日 (火) | 編集 |
 皆様こんにちは
久々に書き込みします。日文の4年生Tです。(匿名で失礼します)
 このブログをご覧の方はご存知だと思いますが、もうすぐオープンゼミですそこで、私の受けているゼミを紹介したいなと思います。
 金曜2限7206教室“古文書学演習”です。(3年生以下の方用の授業名は違うかもしれません)
講師の先生は東京大学史料編纂所から来て下さっている、鴨川達夫先生です。
 このゼミでは戦国武将北条氏の文書を読んでいて、一番最近の授業では永禄三年の記事を読みました。
内容を要約すると、北条氏側から魚を毎月納めている業者に契約の改定を知らせる文書でした。その文書には、鰹や鯵がそれぞれいくらで買い上げるかなど細かくかいてあり、当時の物価を垣間見ることができました。また、鯛は当時の人々にとって格別な魚らしく、大きさによって値が違うことや、業者と台所奉行の仲介をする吏僚が往々にして横領などの不正をはたらいていたこと、領主はそれを取り締まることに骨を折っていたらしいことなど色々な事が見えてきて、とても面白かったです。
 ちょっとでも興味を持たれたかたがいたら是非見にいらして下さい
 私も他のゼミがどのようなことを勉強しているのかとても興味があります!どうか、皆さんもご自分の受けているゼミについて教えてくださいよろしくお願いします。
みんなで遠足!―国立歴史民俗博物館「西のみやこ 東のみやこ」展観覧記―
2007年05月17日 (木) | 編集 |
去る5月1日(火)、国立歴史民俗博物館(以下、歴博)企画展「西のみやこ 東のみやこ」展へ行ってまいりました。午後1時から閉館時間の5時まで4時間に渡る大見学でした。中世史演習&中世史講義で希望者を募り、学部1年生から4年生、さらに院生もくわわった、少人数ながら 年齢幅の広い ゆかいな参加者の面々です


今回の展示は、

中世から近世の都市がどのように絵画に描かれたか

を、洛中洛外図や江戸図屏風、さらには泥絵や錦絵などの絵画資料を通して読み解いていくというもの。広い展示スペースを余すことなくおもしろ資料が埋め尽くしておりました。


けれども中世に興味のある面々、自然と足をとめたのは、洛中洛外図。それも室町時代後期に成立した歴博甲本と乙本です。

人々の生活の有様が生き生きと描かれるこの屏風を前に、私達はあれや、これやと言いながら数百年前の人々に思いをはせます。


「この建物はなんだろう」、「ここに描かれている動物は猫かな?犬かな?それとも…」、「この行列はどこにいくの?」、「なんでこの橋だけ白いんだろう…」、「この人が着ている着物はかわいい!」、「こんなところにトイレがあるよ!」、「子供がカゴの中に入っているぞ!なんでだ!?」etc…。

疑問はどんどん膨らんで、ますます私たちは絵の中に吸い込まれていきます。


私達が勝手気ままに屏風絵を楽しんでいると、「おひさしぶりー」という声が。

なんとそこには歴博で建築史を研究している玉井哲雄先生がいらっしゃいました。玉井先生と瀬田先生は、古くからの研究仲間のようで、一気に場がアットホームな空気に包まれます。


「玉井先生、私たちに洛中洛外図の面白さを教えてください!」、ということで、玉井先生も巻き込んで見学会は盛り上がります。


玉井先生は、実は武蔵にとっても縁の深い先生なのです。というのも、今武蔵で「日本建築史」を担当している中尾先生の先生なのです。わたしたちからすると、大先生にあたるでしょうか。日本の建築史にとどまらず、東アジア全体を見据え、とっても広い視野で江戸や京都の建築を研究されています。この日も、洛中洛外図の前で利休の茶室「妙喜庵待庵」に朝鮮様の建築が見られる理由を分かりやすく講義してくださいました。


そのとき役立ったのが、高精細のデジタル画像の洛中洛外図。歴博が独自に開発した展示設備で、資料自体では小さくて見づらい描写が、このデジタル画像だとどんどんクローズアップして観察できるのです。アナログにみえがちの歴史学の分野にも、新技術の波が押し寄せてきています。後ろの方で「科学の時代や…(感嘆&大阪弁)」という誰かの呟きが聞こえてきました。(下記URLではそれに近い画像が楽しめます)

 ●洛中洛外図甲本左隻

 ●洛中洛外図甲本右隻

参加者それぞれが、それぞれの見方で自由に疑問を出し、議論し、考え、新しいことを発見する様子はまさにゼミそのもの。

大学の授業は、大学の中だけで完結するものではありません。面白いところに出かけていって、そこでしか得られないことを発見して帰ってくる。

そして持って帰ってきた知識や、驚きや、気づきを元にまた一からゼミで考える。この一連の学びのサイクルは一人でやっても楽しいけれど、一緒に考える仲間がいればさらに楽しくなる。この日はそのことを痛感する一日でした。


ふと気づくと、展示室の僕らのまわりには知らない人がいて、一緒に議論を聞いている。展示室のほかの利用者の方が面白い話を聞きたくて集まってきたのです。これも一種のオープンゼミ。ボクらのゼミがこの日、大きく広がりました。 (文責:nishiyam@)



みやこ展イメージ
  
ゼミだより 〜今年度の芸ゼミ
2007年05月08日 (火) | 編集 |
うるしざわ@日・東教員です。

『ゼミのすすめ。』完成以降、
このブログもフリーズしてしまった感がありますね〜(残念)。
そこで、日・東の専任教員間でも提案された、
各ゼミでの出来事をちょっとばかり綴ってみたいと思います。

私の担当している「芸ゼミ」(日本芸能史演習)は、
昨年度20人ほどの大所帯でしたが、
今年度は悲しいかな履修者2名(2年、4年各1名)です(T_T)
このようなごく少数のゼミになった原因として、
部活の時間と重なるから」という声が聞こえてきました。
何しろ火曜5限、寒い季節には暗くなってしまう時間帯ですしね。

当初は、各自が設定したテーマに関する発表を予定していたのですが、
急遽変更して三木竹二(森鴎外の弟)が書いた
明治期の劇評集『観劇偶評』を輪読していくことにしました。
2名の学生+1名の教員で、いったいどんなゼミになるかと思いきや、
想像以上にアットホームなゼミが展開しています!

発表もディスカッションも形式はフリー。
疑問が生じたときに発表を中断して意見を出し合うといった雰囲気です。
もちろん私も学生気分で(?)、独り言のように意見をつぶやいています。

これまでの大所帯による白熱したディスカッションも刺激的ですが、
今のようなマイペースで進行するゼミもいいもんです。
その分2名の履修学生諸君は、次から次へと課せられる課題にあくせくしながらも、
着実に力をつけていくでしょう。楽しみです。

GWも終わり、ゼミも本格的に始動していることと思います。
皆さんの参加しているゼミ、担当しておられる先生方、
ぜひぜひゼミの近況をブログにアップしてください!
よろしくお願いします。

今後について
2007年04月27日 (金) | 編集 |
先日反省会がありました。
その席で、今後ゼミ革命や、その一環としてのこのブログが
どう受け継がれていくかについての意見が出されました。

私は現役を退くことになりましたし、
雪編集長も同様です。

次にどうつなげていくか、この点では大野先生からこんな案が出ていました。
いろいろなゼミから、ゼミ特派員というのを出して、
ゼミであったトピックスを気軽に報告風に書いていこう。
特派員は決まった固定した人でなくてもいい、
そうやって書いてたまったものを、
2,3ヶ月に一度紙媒体に綴じて配ればいい。
それをあつめて編集しなおし、
1年の『ゼミのすすめ。』として出していけば、
無理なくお金もかけず続けていくことができるのではないか。

全く素晴らしい案です。
これは大野先生から学科の教員に話されたそうです。
これをも含めて検討していくということだったようです。
がむしゃらに走ってきた感のある私としても安心しましたし、
今後の健闘を大いに期待したいものです。
それと共に、このブログをずっとボランティアのような形で管理して来てくれた
雪編集長には、感謝の気持ちでいっぱいです。
なんでも反省することは多いもの。
しかしそれはやったからこそ浮き出てくることでもあります。
ほんとうにご苦労様でした。
(せた)
おもしろくなってきた 4
2007年04月23日 (月) | 編集 |
このように、ゼミ革命は多面的な形でやっています。
なかなか主体的になれない学生も、徐々に変わってきています。
いろいろな雑用で時間に追われまくっている教員も、
やはり原点としてのゼミこその意識から
真剣勝負の度合いを増してきています。

そもそも「ゼミ革命」の発端は、
数年前に、卒業していく4年生が提出した「授業改善のための徹底検証」という
レポートなのです。
そこに記されたいつわりのない感想と、建設的な意見は、
やはり教員がくみ上げて「ゼミ革命」としてスタートさせ、
再度学生をも巻き込んで大きく育てていかなくてはならないものでしょう。

「ゼミ革命」
というからには、これは永久革命です。
不断に自分達を見つめ、改革を進めていかなくてはなりません。

2006年度はその第一歩をあゆみ出した年です。
『ゼミのすすめ。』はゼミ革命の一部であって、
全体の構想を示したものではないと考えていただくとありがたいですね。

「おもしろく、楽しく、人をひきつける」ものがなくては、
こんなことは長続きしません。
その点では、ご意見はありがたく頂戴しました。
いろいろ智慧を絞りながら、
またあそびごころももちながら
「ゼミ革命」は息ながくつづけていかなくてはいけないと思っています。

石渡さん
どうかこれからも、貴重な忌憚のないご意見をいただきたいと思います。
緊張感を持って、しかし何となく石渡さんを自分の姿に重ね合わせるような喜びを持って
今日は文字を打つことができました。
ありがとうございました。
(せたかつや)

【関連記事】
ライター石渡氏からいただいた『ゼミのすすめ。』のご感想

「おもしろくなってきた 1」ゼミ革命とは…?
「おもしろくなってきた2」
「おもしろくなってきた3」

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おもしろくなってきた 3
2007年04月23日 (月) | 編集 |
オープンゼミを中心に、その他ではシラバスについての考え方。
これはもはや大学での流行語の域を超え、
「呼び込み」として当たり前の言葉になっていますが、
それではいったい出口はどうかというと、よく見えないわけです。
リポートを提出して、後は教師が成績をつけるだけ。これを改めよう。
そこで今回は、年度の最後に学生主体でそのゼミを振り返り、評価すべき点、
反省点などを文章などで表現する。
そこに教師が短いコメントをつける。
こうしたものを全部集め、
『ゼミ袋 2006総括集』という名の冊子として刊行し、
新学期には学生全員に配布しました。
全ゼミでやったわけです。

初めての試みで、十分な総括が出来ているとは思えませんが、
これまでのやりっぱなしとは学生も教師も
ずいぶん気持ちの持ち方が変わってきていると思います。
つづけることで、もっともっと緊張感のあるゼミになっていくことと思われます。

さらに学生・院生・教員が、ゼミについて、あるいはその他のことでもいいから
一緒に話し合う場「ゼミ集会」を4回開きました。
何人もの学生・教員が直に生の声を交換し合うというのは、
学科やゼミという共通の土俵を作っていく場合に、とても大事なことだと思われます。

卒論についても、これまでは厳しい審査をパスすれば、それまでっ!
というので終わっていたところを、少なくとも大学内ではいいものは公表しよう、
それが次に続く者たちにとっても役立つというので
日東の学科全体としての卒論発表会も開きました。(その3 つづく)
(せた)

【関連記事】
ライター石渡氏からいただいた『ゼミのすすめ。』のご感想

「おもしろくなってきた 1」ゼミ革命とは…?
「おもしろくなってきた2」

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おもしろくなってきた 2
2007年04月22日 (日) | 編集 |
「ゼミ革命」というなら、それはもっともっと制度、仕組みに手を加え、
その過程で学生も教師も意識が変わっていくようなものが必要です。
おっしゃるとおりです。

昨年はゼミ革命元年と位置づけたのですが、幾つかの柱を立てました。
中でも大きな柱は公開性
これによって、閉鎖性のある現在のゼミに
新風を呼び込もうとしました。
オープンゼミと呼んでいます。
1年の前期と後期、各2週間ゼミをすべて公開する。
学生、教員、職員その他外部者だれが来てもいい。
参加という形態になることもあるし、参観ということになるかもしれない。
そこで見たもの、感じたことを自分のゼミに持ち帰って、
その年の内に活かそうというものです。
参観される方も緊張しますね。

そこで直接聞けた参加者の意見や、後で書かれたアンケートは厳しいものもありますが、
とても参考になります。
こうしたゼミの公開によって「隣は何をする人ぞ」のムードを打ち破っていきたい。
外を見ることで、学生も教師もいいものを評価し、
問題点を感じ取る力がついてくると考えます。

石渡さんも嫌われるように、内輪だけでやっているのでは、
自己満足に陥りがちです。
ほんとうの力をつけるには、時に外の目もいる。
こういうことから、マンネリ化したあり方をゆっくりと壊していこうというのが
「ゼミ革命」の考え方です。
(その2 つづく)
(せた)

【関連記事】
ライター石渡氏からいただいた『ゼミのすすめ。』のご感想

「おもしろくなってきた 1」ゼミ革命とは…?

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『ゼミのすすめ。』を大学HPにアップしました!
2007年04月22日 (日) | 編集 |
うるしざわ@日・東です。

ご報告が遅れましたが、武蔵大学HPのなかにある人文学部のページに

『ゼミのすすめ。』創刊のお知らせを掲載していただきました!!

こうした小さな告知の積み重ねによって、

少しでも多くの人に日・東のゼミプロジェクトを知ってもらえれば

幸いです。

人文学部TOPからのリンクはこちら。


おもしろくなってきた
2007年04月21日 (土) | 編集 |
石渡様

武蔵大学 教授の瀬田勝哉です。
厳しいご意見、これが欲しかったのです。
とても感謝しております。
なにも怒り心頭に発していて、ご返事が遅れたわけではないのです。
単純なこと、授業が始まって、準備に追われまくっていたことが理由ですから、
その点はご容赦ください。

いくつかの大きなご批判、論点があると思いますが、
私がお答えしておきたいのは、特に強く批判されました
「ゼミ革命」のことです。
まったくおっしゃるとおり、『ゼミのすすめ。』は「ゼミ革命」の何たるかについて
ほとんど正面きって触れていません。
ゼミ革命を起こしますと威勢よく発車したものの、
チラッとかすったくらいで、
26ページQ10に簡単な説明があるくらい。そよ風みたいなものです。

これはある程度、意図的でもあったのです。
ゼミ革命の何たるかを言おうとすると
ゼミとは何か、
大学の履修制度の中でどんな位置づけになっているのか、
どんなゼミがあるのか。
その現状はどうなっているのか
それをどう変えていけばいいのか
など、もういっぱい書かねばならないことが出てきます。
私達ははじめ100ページくらいのものを考えていました。
が、それでは報告書みたいになってしまうし、そもそも読んでもらえない。
おもしろく、挑戦的に書けば、それも十分可能だという考えもありますが、
『ゼミのすすめ。』はそれをめざしませんでした。

やはりその前に、ゼミの武蔵、卒論の日東といいながら、
やや惰性的になっているゼミや卒論について、
立ち止まって考えるきっかけになるモノをもとう。
革命云々を強調するより、
ゼミの魅力をもう一度確認し、外にもわかってもらえるようなモノ、
そのためのソフトなモノをと考えたわけです。(その1 つづく)

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